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雨の匂い・私のなかのペトリコール 

 

 

いよいよ梅雨の季節がやって来た。
これから長雨の日が続くとなると、このコロナ禍のなか益々気が滅入って来る。

 

雨と言えば、雨の匂いのペトリコールを急に思いだした。

 

ペトリコールという言葉を知ったのはつい最近のことで、やはりブログの別記事でブルースト効果を取り上げた時に検索で知ったのだ。
その時に気になってメモっておいたのを思い出したのだ。

 

さて、因みに私のペトリコールのブルースト効果を挙げてみると。

夏の夕立

少年の頃

遊びからの帰り支度

縁側でスイカを食べる

部活の思い出

桑畑・桑の実とあずきヘビ

アスファルトとコンクリート

 

である。

 

それにしてもこのペトリコールの言葉はひびきが良く、何かロマンを感じさせる。

 

本題に入ります。

 

ペトリコールをよく調べてみると、時期的には梅雨ではなく梅雨が明けた夏、しかも盛夏あるいは猛暑の時期にぴったりのようだ。
蒸し暑く気温が高い日が続くと大気も不安定となり、あちこちで雷の音が聞こえ始め、急な雨になるそんな季節だ。

 

 

子供の頃の真夏の夕立を思い出した。

雷鳴が聞こえ、次にどしゃ降りの雨がやって来る。
その瞬間の匂いと、さっと雨があがり、晴れ間が見え地面に陽がさして来た時の匂いとは違っていたのを鮮明に記憶に残っている。

 

今の都会では環境の変化なのか、感情が鈍化したのか、あるいは嗅覚が減退したのかこんなことは滅多にない。

あの頃の田舎は道路のアスファルト舗装は貧弱で、あちこちに穴が空いて土が剥き出しになっていたりしていたのだ。

 

 

 

私のなかのペトリコール ー昔の体験から

 

●雨の降る前は、オゾン中心の匂いのペトリコール。(これは雷雨の前兆に吹くあの冷たい風に乗って来る匂い)

●雨の降り始めは、ゲオスミンが弱い匂いのペトリコール。(土っぽい匂い)

●雨がしばらく降ると、ゲオスミンが徐々に強い匂いのペトリコール。(更に土臭く、ミミズの匂いに似ている)

●雨が止むと、特に日差しが強くなると、ゲオスミンがさらに強い匂いのペトリコール。(アスファルトの匂い)

 

 

 

と言えるのではないでしょうか。

 

学者の先生方が言われているようにペトリコール=(オゾン+ゲオスミン)であることは確かでしょう。

 

 

 

ペトリコール

 

ペトリコールとは、「乾燥した地面に雨が降ることで立ち上がってくる香り」を言う造語です。

語源はギリシャ語で「ペトロ(petro)・石」と「イコール(ichor)・神々の静脈を流れる液体」を組み合わせたものということです。

 

長期間の乾燥期の間に、ある種の植物は脂肪酸が豊富に含まれる油を放出します。
これらの油は土壌や岩石に蓄積していきます。

そして雨が降ると、この油が大気中へと上がり、良い香りのする揮発性物質が放出されるのです。

その物質が、私たちにとってはさわやかで植物のような、全体的に心地よい香りに感じるのです。

ペトリコールの主成分は、ゲオスミンと呼ばれる土壌細菌によって放出される化学物質ですが、雷が発生する時のオゾンの臭いも含まれます。

 

このオゾンが「雨の前の匂いをペトリコール」という説もある所以なんでしょう。

 

 

オゾン

 

オゾンにはギリシャ語で[ozein・におう]に由来しているように非常に特徴的な香りがあるようです。
オゾン(O3)は雷が酸素(O2)の分子を大気中で電離させ、原子を分離させる時に発生します。

 

 

ゲオスミン

 

ゲオスミンは「土っぽい」と思うにおいを土壌に与えている化合物です。

ゲオスミンは刺激臭のあるアルコールで、一部の野菜やワインに土っぽく泥臭い風味を与えているようです。
ある種の土壌細菌は暑く乾燥した状況で死んだり休眠したりする時にゲオスミンを放出します。

そしてようやく雨が降ると、土壌細菌は細かい霧として大気中に化学物質を拡散させるということです。

 

 

 

 

参考・一部引用させて頂きました。
https://logmi.jp/129354

 

 

それでは、又、お会いしましょう。

 

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