男の「お香」のすすめは、和の香「線香」。香の焚き方と種類

 

 

男にお香はどうですか?おすすめのお香などを教えて下さい。

 

現在の世の中は情報社会です。
私達の前には毎日のようにテレビやネット・SNSなどからこれでもか言うほどたくさんの情報が流れてきます。

必要な情報の取捨選択作業は、仕事や人間関係などで疲れた心身にとって大変な作業となっています。
そんな状況が続くとリラックスしたい、気持ちをリセットしたいと思いが出てくるのは誰でも同じではないでしょうか?

そこで、疲れた男ののリラックスタイムにピッタリの「お香」を紹介したいと思います。

 

「お香」を焚いて、香りを嗅いで明日への活力となるように。

 

 

おすすめの人

  • お香を試してみたい男性に。
  • お香にはどんなものがあるか知りたい。

 

 

 

男の香のおすすめは「線香」

 

最初は入門コースから始めると良いですね。

お香の種類はいろいろなタイプがあります。
なかでも火をつける線香タイプから初めて見るのがオススメです。

後述の香の種類をみてもらえば分かりますが、線香もお香の種類のひとつです。

線香にはスティックタイプ、コーンタイプ、コイルタイプがあります。

まず、スティックタイプですね。

 

 

線香は入手しやすいし、価格的にも手軽に使えてバリエーションも豊富です。

いろんな香りを体験して自分好みのものを探すのも楽しみです。

 

焚き方は後述してあります。

 

まず線香からいろいろな香りを試して経験を積んでみてから本格的な香木(白檀や伽羅)を使った「渋い男の香の世界」へと行かれたらよろしいかと思います。

 

 

香とアロマの違い

 

そもそも香りは目に見えるものではありません。

 

アロマとは何?と調べると、アロマ=アロマテラピーと結果が出て迷ってしまいます。

実はアロマの意味は「香気」と言う言葉だけなんですね。

 

 

で、アロマテラピーは?

エッセンシャルオイルを使って、心と身体のリラックスやリフレッシュを促進して、健康とバランスを整える療法です。

 

えっ、エッセンシャルオイル?

正確にはオイルですね。

まず、オイルを使ってテラピー(療法)を行うことですね。

オイルには天然素材100%のエッセンシャルオイルと人工香料が含まれるアロマオイルがあります。

エッセンシャルオイルは精油とも言います。
植物の花、茎、葉、根、果皮、樹脂、樹皮、種子から抽出した天然の液体を言います。価格も高価のものが多いです。

基本、アロマテラピーはそのオイル(精油)の香りを使って、心身の健康やストレス解消などの芳香療法のことを言います。

 

一方、アロマオイルは人工香料のことです。

人工とは天然ではなく人の手で人工の香料やアルコール、その他の原料を加えて作ったものです。

最近はアロマオイルに少々のエッセンシャルオイルを加えてブレンドしたオイルもあります。フレグランスオイルとも言います。
価格も高くなくリーズナブルなものです。

これらのオイルは精油(エッセンシャルオイル)とは使用用途も異なりますので良く調べましょう。
価格も精油(エッセンシャルオイル)が高価のものが多いです。

 

ホント益々分からなくなります。

 

そこで、お香とアロマの違いの本題に入ります。

 

まず原料が違います。

「香」の原料は、オイルではなく自然界にある木や木の実、蕾、葉、樹皮を又、丁子や桂皮などの漢薬などさまざまな原料を組み合わせています。

原料にも2種類あります。

香木系

「香」は主に香木を原料としている「香木の香り」和の香りと言われています。

香木の代表的なものは白檀(びゃくだん)、沈香(じんこう)、伽羅(きゃら)となります。

香木の種類によって、又は同じ種類でも形や傷の付き具合で香りの強さが異なってきます。

フレグランス系

香料を用いたイメージの香りです。

 

 

香りの違い

「香」は香木を原料として香りを作り、アロマは植物から香り成分を抽出しています。

香の原料は木質のため熱を加えないと本来の香りがでてきません。

したがって商品の箱を開けた時の香りと焚いた時の香りのイメージは大きく違います。

 

 

 

香の原料

 

香木そのものや自然界にある植物系のもの、漢方や料理で使われる丁子(クローブ)や桂皮(シナモン)などの漢薬などさまざまな原料を組み合わせている。

 

又、植物から抽出したオイルや合成香料など使われます。

製造会社によっていろいろな組み合わせで特徴のある香りを作っています。

 

香の主な原料

 

・ダイウイキョウ(大茴香)

果実は香辛料の「八角」として利用される。スパイス、香料として利用される。

 

・安息香(あんそくこう)

樹皮に切り込みを入れ傷付けると黄赤色の樹脂がにじみ出ます。その樹脂を固めたもの。

香りには、幸福感を与え、悲しみ・抑うつを和らげる効果があると言われています。

 

・竜脳(りゅうのう)

天然の竜脳はリュウノウジュの樹脂を加工したもの。幹や枝の切り口、揉んだ葉には樟脳に似た強い芳香がある。

幹や枝を細かく刻み、水蒸気蒸留して昇華させ冷却すると結晶が出来、これが竜脳です。

 

・乳香(にゅうこう)

樹皮に切り込みを入れると染み出た樹液がミルクのような乳白色に変わります。

乳香の香りは清涼感のある香りで、不安を和らげる効果があると言われています。

キリスト教の儀式における焚香料としても知られています。

 

・山奈(さんな)

ショウガ科のバンウコンの根茎を乾燥させたもので、薫香料として使われる。

 

・藿香(かっこう)

パチュリ(またはパチョリ)の葉や茎を乾燥させたものです。

香りには、興奮した神経を鎮静させる作用があり、ストレスによる神経疲労を和らげる効果がある

 

・貝香(かいこう)

巻き貝の殻口を閉じる蓋を細かく砕いたもので、薫香料として使われる。

 

・桂皮

カシアやその近縁のニッケイなどの根、幹、樹皮を乾燥したもので、芳香性健胃剤剤です。

 

・丁子

チョウジノキの香りのよい花蕾で、原産地はインドネシアのモルッカ群島であり、香辛料として、生薬としても使われます。

 

 

香の種類

 

火をつけるタイプ

・線香

椨(たぶ)、白檀、桂皮、丁子、沈香などの原料を調合したもの。

スティックタイプ、円錐タイプ、渦巻タイプがあります。

・抹香

香木を乾燥させ粉末状にした焼香(着火)で使用します。

香木は樒(しきみ)、白檀(びゃくだん)、丁子(ちょうじ)、龍脳(りゅうのう)などです。

・焼香

香木や香原料を刻んで調合したものとなります。

香原料は、白檀、沈香、丁子などがあります。

 

 

関節的に熱を加える

・練香・印香

沈香や粉末状の香原料を密や梅肉などで練り固めた。自分用オリジナルも出来る。

・香木

白檀、沈香、伽羅などを使用します。

 

 

常温で香る

・匂香

匂袋・サシェなど。

・塗香

漢薬(漢方薬に使われている香料)を粉末して混ぜ合わせたもの。

手にひら手首に塗りこみ体温で香りを発散させます。

 

 

香の焚き方

 

スティックタイプ

・お香と香立、香皿、ライターやマッチ等があればすぐに使う事が出来ます。

・香皿は一般のものでOK。

・香立ては専用のもので、安定したものを。

・香立てにセットして、香の先端に火を付ければ良いです。

 

 

コーンタイプ

・三角錐の形で面積が広く香りが強くすることが出来る。

・コーンタイプのお香を使う際にも香皿と香立が必要です。香立はでこぼこになっているタイプを選びましょう。その上にコーンタイプのお香がまっすぐになるように乗せて、先端に火をつけます。

 

コイルタイプ

・渦巻状の香で、燃焼時間が長いので、長時間楽しみたい時に使用します。

・コイルタイプのお香を使うには、専用の香皿が必要です。
お香を吊るしておく事も出来、最後までしっかりお香を燃焼させられます。

 

 

注意点

換気を充分にして焚く。

火が移らないようにする。燃えやすいものを近くに置かない。

安定する場所で焚く。

焚いている場所から離れない。

扇風機やエアコンの近くで焚かない。

蓋付きの香炉を使い、壁などにヤニが付くを防止する。

保存には直射日光を避け防湿剤を使う。

香りが他人に迷惑とならないように気を付ける。

長時間嗅ぎ続けるのはやめる。

 

 

まとめ

 

「お香」を試してみたい男性に「香」についてまとめてみました。

最初に試してみるオススメの香は線香タイプでその焚き方や注意点、香の種類や使われている原料などを紹介しました。

又、フレグランス(香り)を楽しむにはさまざまなシチュエーションがありますが、その中での「アロマと香の違い」にも触れておきました。

 

 

 

それでは、又、お会いしましょう。