嫌いな野菜の中で上位に来る「みょうが」は、切った時に発散する香りと食べた時の苦味が独特です。
みょうがは夏場のそうめんなどの薬味に欠かせない食材として重宝されています。
しかし、薬味としての役割だけではなく独立した食材としてバラエティに富んだ野菜と言えます。
そんな魅力のあるみょうがの良さをお伝えして好きになってもらおうと思います。
おすすめの人
・みょうがは血圧・血糖値の改善に良いと聞いた。
・みょうがを薬味以外で食べる方法が知りたい。
・みょうがの香りと苦味が苦手と思っている人。
みょうがの栄養と効能
みょうがにはカリウムが多く含まれています。
カリウムは体の中の余分な塩分を尿に排出を促進させて、血圧を下げる効果があります。
カリウムが欠乏すると主な症状として脱力感、筋力低下、食欲不振、骨格筋の麻痺などが出ます。
カロリーは12Kcal(100g)と低カロリーでカリウムの効果と合わせて「ダイエット効果」があると言われております。
又、独特な香り成分α-ピネンという成分が疲労回復や鎮静効果をもたらしてくれます。
みょうがの栄養素は(100gに含まれる)
・水分 95.6g
・たんぱく質 0.9g
・脂質 0.1g
・炭水化物 2.6g
・食物繊維 2.1g
・カリウム 210mg
・カルシウム 25mg
・マグネシウム 30mg
・リン 12mg
・マンガン 1.17mg
・ビタミンC 2mg
・ビタミンB1 0.05mg
・鉄 0.5mg
となっています。
みょうがと血圧と血糖値
・みょうがの糖質は炭水化物が2.6g、食物繊維が2.1gなので0.5g(100g)となり、かなり少ないです。
大きさにもよりますが、みょうが1個(15g)であれば、おおよそ1/5の0.1g以下となります。
・さらに、みょうがにはマグネシウムが30㎎含まれています。
マグネシウムは血糖値を下げるインスリンの分泌を促進させるので糖尿病の人には食して是非摂りたいものです。
・又、みょうがのGI値は20~29で、もやしやレタスと同じです。
GI値とは食後に上昇する血糖値の度合いを言いまして、小さいほど上昇が緩やかとなります。
・カリウムも先に述べたように血圧を下げる効果をもたらします。
このように血糖値や血圧が心配な方には是非積極的に食べていただいきたいものです。
みょうがの種類と役割は
みょうがの種類
みょうがには、みょうが(みょうがの花)と、みょうがたけと呼ばれるものがあります。
・みょうがは普段スーパーなどにみられる赤い花のつぼみのようなふっくらとしたものです。
・みょうがの花はその先端に花が咲いたもので、滅多にみることはないです。
・みょうがたけは地表に伸びた若い茎のようなものを軟白栽培をしたものです。若い芽をわらで囲った室や黒布やビニールで日照を遮断して栽培します。
みょうがの役割
みょうがと言われると、ぱっと頭に浮かぶのは「薬味」に使う、ではないでしょうか?
薬味にはネギ、大根おろし、しょうが、大葉、わさび、山椒、唐辛子、すだち、かつお節などが挙げられます。
・ネギには殺菌作用、発汗作用、疲労回復に。
・大根おろしにはビタミンCや消化酵素ジアスターゼが豊富で胃に良いと言われています。
・しょうがは血行促進、消化不良予防、消臭効果などがあります。
・大葉は殺菌作用、抗酸化作用、防腐予防効果があり食中毒を防ぎます。
それぞれに栄養分や効能があって、食べるものに合わせ、昔から効果的にペアリングされています。
みょうがは特に夏場の夏バテ予防や消化促進、食欲減退、疲労回復などに効果があるので、そうめんなどの薬味に使われています。
みょうが苦手な人、血圧・血糖値が心配な人おすすめ
・血圧の高めの人はカリウムを!
みょうがにはカリウムが豊富で、ナトリウムを排出をする働きがあります。
・血糖値が心配なひとはマグネシウムを!
マグネシウムは血糖値を下げるインスリンの分泌を促進させます。
みょうがが苦手な人に、食べ方を紹介しておきます。
・みょうがの甘酢漬け
・みょうがとなすの和え物
・みょうがの豚バラ巻
・冷奴にみょうが+モロヘイヤ
・みょうがの天ぷら
ちなみに私は縦に刻んだみょうがに、かつお節をふりかけて、少し醤油をかけてそのまま食べるのが大好きです。
お酒のつまみに最高です!
それでは、又お会いしましょう。