紅茶で水色とは何?紅茶の香りの表現の仕方は?

 

紅茶の色を水色と言いますが、なんと読むのですか?紅茶の香り表現の仕方は?

 

紅茶について調べれば調べるほど奥が深く、楽しみ方ひとつとっても国によって違って来ます。

紅茶は世界中で栽培されていますが、産地ごとの自然環境や栽培方法や製造法によって個性があります。

主な産地はインド、スリランカ、中国、ケニアとなっており、インドは生産量・消費量共に世界1位となっております。

インド北東部では、ダージリン地方で世界三大紅茶のひとつダージリンが、同じく北東部のアッサム地方のアッサムがあります。
南インドではニルギリがあります。

 

紅茶を抽出した液を「水色」と言います。
「すいしょく」と読みまして、茶葉の種類や淹れ方によって色が違って来ます。

今回は「水色」と抽出した時の「香りの表現」についてお伝えしたいと思います。

主な内容についてはダージリンを例にしてとなります。

 

 

おすすめの人

  • 紅茶の水色(すいしょく)について知りたいと思っている人。
  • 紅茶の香りの表現について知りたいと思っている人。

 

 

紅茶を淹れたときの色の表現を水色(すいしょく)と言う

 

まず、水色は「すいしょく」と読みます。

水色とは紅茶を淹れたときの水(お湯)の色で、紅茶の産地や茶葉の種類や抽出条件によって変わってきます。

抽出条件、つまり淹れ方は正直自分の好きなようにやればいいんでしょうが、実は美味しく飲むにはいろいろなルールがあるようです。

紅茶には紅茶大国イギリス貴族の社交のマナーや作法があって、それと切っても切り離せない歴史があるからでしょうか?

 

紅茶の理想的な水色を出すルールは?

 

  • 茶葉は保存の良い新鮮なものを使う。
  • 分量をしっかり守る。
  • 汲みたての水で沸かし、沸いたらすぐにその湯を使う。
  • 基本は90~100°Cがベストです。
    渋みを抑えたい時は70~80°Cにします。
  • 蒸らす時間を守る。
  • 抽出後の紅茶は高温で長時間保存しない。
  • 茶葉は一度だけ使う。

 

 

茶葉の種類での水色に影響は?

 

ここからは世界の三大紅茶のひとつの「ダージリン」でお話しします。

 

「紅茶のシャンパン」と言われているダージリンは、茶葉の違いで具体的にどう表現しているのか?

ダージリンには、春摘み、夏摘み、秋摘みの茶葉があって、それぞれ水色が違います。

春摘みは淡く薄黄色と表現されています。

夏摘みは褐色のオレンジと表現されています。

秋摘みは深みのあるブラウンと表現されています。

 

 

 

 

抽出条件、つまり蒸らし時間で水色はどうなのか?

 

ダージリンで言えば、茶葉の大きさで異なりますが、3分~3分半が平均と言われています。

春摘みは4分程度が良い。

夏摘みは3分くらいが良い。

秋摘みは渋みが出るので早めにする。

 

香りの表現の仕方は?

 

紅茶の香りの表現についてはさまざまありまして大変難しいことになります。

ただでさえ人間の五感の中の嗅覚は、感情や記憶といった脳の部位と密接に繋がっていますので、人それぞれにおいて感じ方が違って来ます。

ただ、そうは言っても紅茶の世界では共通に使用されている表現もあるようですので、これらをまず紹介したいと思います。

 

一般的に言われている香り表現

 

フラワリー

草いきれ

ストロングフレーバー

スモーキーフレーバー

マスカットフレーバー

メンソール香

 

又は、

甘い香りや花のような香り

爽やかな香り

薬のような香り

強い香り

芳醇な香り

上品で淡い香り

 

 

「香り」9系統50語」さんを参考にさせて頂きますと

グリーン

樹木

ドライ

フラワー

フルーティー

甘い

ロースト

スパイシー

クール

「香り」9系統50語」 :参考

 

 

世界の三大紅茶ダージリンの香りの表現は

 

ちなみにダージリンの香りは、独特の香りが特徴と言われています。

これはインド・ダージリン地方の朝夕の霧と日中の強い日差しの天候がこの独特の香りを生み出していると言われています。
ダージリンには、春摘み、夏摘み、秋摘みの茶葉があります。

 

ダージリン春摘みは

花や果実を思わせる香り

緑茶のような若々しい爽やかな香り

 

ダージリン夏摘みは

芳醇な香り

爽やかな香り

 

他の紅茶の表現は

ウヴァでは、サロメチールな

キームンでは、けむり又はスモーキーな

ラブサンスーチョンでは、正露丸のような

 

と言った一部ではありますが、こんな具合にさまざまな表現があります。

 

 

まとめ

 

紅茶の水色(すいしょく)と香り表現について一部ではありますがお伝えしました。

紅茶の歴史は古く産地によって茶葉が違い、茶葉によって淹れ方や香り表現も違って来ます。

興味のある方は、とことんのめり込んでみるのも良いかも・・・。

 

 

それでは、又、お会いしましょう。